第19章 プラズマ団と新たな旅立ち
私とカルムは急いでギアステーションに戻ると執務室に向かって行った
「兄さん!」
「氷空!?今日は一日休みのハズじゃあ」
クダリ兄さんは急いで入って来た私とカルムの方を見ると入り口まで急いできた
「あれ、ノボリ兄さんは?」
「カナワタウン行のホームに迷子の知らせが届いたからそっちの対応に向かっているよ」
「そうなんだ」
私とカルムはお互いに目くばせをすると
「氷空とカルム…何にかあった?」
クダリ兄さんは私の方を見ると目線を合わせてくる
兄さん達は何かを探りたい時はいつもこうして問いかけてくる
私は一瞬、目をそらすと
タチワキシティの船着き場でプラズマ団と戦って勝ったんだけど逃げられたこととジムリーダーホミカと新人ポケモントレーナーの2人がその後逃げた団員たちを捕獲しに向かった事を伝えた
「…だから、ギアステーションでの事件事故防止の対策をしないといけないと思って休日に来ました。」
「そっか…だってさ、ノボリ兄さん」
「…仕事熱心な妹を持つと嬉しい反面、複雑ですね」
丁度執務室に入って来た兄さんは困った様な嬉しい様な顔をしていた
「やっぱり、休日に来るのってやっぱりまずいよね」
「…普段なら止めている事ですが、プラズマ団ですか少し厄介ですね」
少し強化すべきでしょうか…とノボリ兄さんは最近の新聞記事を取り出した