第19章 プラズマ団と新たな旅立ち

一方、駅員室では
「これ、ボスたちに報告した方が」
「せやな」
カルムとクラウドが新聞記事を眺めている
最近、ポケモンの盗難事件が頻発しているらしい
「特に、氷空ちゃんは…「私がなんだって?」氷空ちゃん」
「お疲れ様、クラウドにカルム」
私は彼らの持っている新聞記事を見ると
「ポケモン盗難事件か～地下鉄内での事件は発生していないのですよね」
「はい、今の所は」
そうなんだ
「少しでも地下鉄内で怪しい動きがあったらすぐに連絡をしてください」
私はそう言うと執務室に戻って行った

「お帰りなさいまし。」
「ノボリ兄さん、これは?」
手紙が置いてあるんだけど
「郵便課の入り口に置かれていたらしいのですが、宛名が氷空以外よく分からない手紙だそうです。」
よく分からない手紙ね～
とりあえず開けてみると

氷空さま
貴方にお話ししたい事がございます。
明日、貴方様の半日のお休みの間にホドモエシティの高台に来てください

「なにこれ、ってか何で私が明日半日休みだって事知ってるの?」
いや、明らかにおかしいよね知っているはずがないから
でもポケモン盗難事件が関連していたら困った事になるし
「私、明日の午前中にちょっと話だけ聞いてくる」
Nとトウヤの2人の勇者が居ない今、何かあったらチャンピオンをはじめ、動ける私達が頑張るしかない
私はそう思うと手紙を丸めてごみ箱に捨てた