第17章 ライモンシティ大混乱
カナワタウンに着くと私と兄さん達はジュンサーさん達にモンスターボールを渡したり地下鉄の復旧を急いだ
そして
「地下鉄は完全に復旧いたしました。これも皆々様のおかげでございます。」
「盗まれたモンスターボールは全部ポケモンセンターに戻したよ」
兄さん達はそれぞれお礼を述べている
私も言わないと
「サトシ君、アイリスさん、デント君、ありがとうね!」
サトシ君達は明日、カミツレさんに挑戦するらしい
クダリ兄さんはとっても手強いって言っていたけど
絶対、心の中では僕の方が強いけどねって思っていそうだな
と思って苦笑いしつつ
「サトシ君、頑張ってね」
「はい、それとさっき氷空さんのポケモンが更に変化したような気がしたんですがなんですか?」
「あっそれ、私も気になってた!」
やっぱりそれ聞くよね
私は小さくため息をつくと
「貴方達は、ポケモンにもう一つの進化の形があるとしたらどう思う?」
サトシ君達はよく分からないような表情をしている
「ってね、サトシ君達は旅をしているんだからいつか自力で分かるわ」
私はそう言うとじゃあねって手を振って兄さん達と一緒に中央管理室に向かった
「氷空、どうしてメガ進化の事を説明しなかったのですか?」
「教えればいいのに」
あ~うん
「サトシ君達っていうより、サトシ君だったらいつかメガ進化に近づけるのかなって思ってね」
私はそう言いながらライモン中央行の車窓から外を見た