第17章 ライモンシティ大混乱
結局何の手がかりも見つけることが出来ず
私は運転席に入ると
「大変長らくお待たせいたしました。ライモン中央行、間もなく運行を再開いたします。」
マニュアルに沿ったアナウンスを行い
他に異常がないか確認しつつ操作盤に手をかけた
「やあ、久しぶり氷空」
あれ?デント君ジムリーダーの仕事はどうしたんだろう
「久しぶり、今はメトロソムリエのデント君だよね?」
「サブウェイコンペンション以来だね」
私とデント達で話していると
「そちらは異常なかったですか?氷空」
「あっ兄さん」
そっちも異常が無かったみたい
「あの、何かあったのですか?」
アイリスも一緒だったんだ
兄さん達は3人に説明している間3人の近くに居るニャースをじっと見ていた
何かこの猫、怪しい気がするんだけど
人の言葉をしゃべってるし
気のせいだと良いんだけど
デント達はこれからポケモンセンターに向かうらしい
私も日勤が終わったらポケモン達の健康チェックしに行かないとな
「…どうしました?氷空」
「難しい顔してる」
「うん、ちょっと気になる事があるだけだから大丈夫」
私はそう笑いかけると中央管理室に向かって歩き始める
念の為にメガリングを装着しようっと