第15章 カルムと私と兄さん達
目が覚めるとそこは
「良かった!氷空」
医務室の中で
「カルム?どうしたの?そんな…」
今にも泣きそうなカルムの姿があった
どうやら私は1週間位寝てたみたい
医者の診察では寝ているだけといわれたので医務室に寝かせる事にしたらしい
ずっと交代で看護してくれていたのか
「お前の人生、大切にな」
ふと、アルセウスの言葉が聞こえた気がした
ありがとう…やり直すチャンスをくれて
私はもう何処かに行ってしまった彼を想いお礼を言った
兄さん達は私の代理でランダムにも乗車していてこっちには来られないらしい
「心配かけてごめんね」
私はカルムにそういうと
「駅員室に向かって出発進行!」
私は制服に着替え
カルムと一緒に走った