• テキストサイズ

生まれ変わった後に

第15章 カルムと私と兄さん達


5歳の誕生日までの記憶をなくしてしまったのです
いえ、記憶だけでなく性格も変わってしまい
不思議な夢の話もしなくなりました

そして、失った何かを埋める様にイベントという言葉に強く反応するようになってしまいました
10歳の時に旅に出ると言われた時にはまた同じような事が起きて彼女が変わるのが怖かった
何かを埋める様に旅をしているとしたら
私達は心配でしょうがなかったのです

カルムと出会ってから彼女の中で何かが変わってきているようですが
まだイベントに強く反応するようで
特に季節イベントに
彼女はじゃんけんで決めた仕事振り分けでイベント企画の仕事を選んだのでした
それからはポケモンの育成に加えてイベントの少し前になるといつも以上に仕事熱心になってしまい、いつもよりバトルの方も力を入れて…いつ倒れるのかひやひやしながら私達は見る事になるのです

「一体‥どうすれば、昔の様に純粋にイベントを楽しんでもらえるようになるのでしょうか?」
ノボリ兄さんがため息をつくと
「ボクに良い考えがあるよ、ノボリ兄さん」
そう言いながらクダリ兄さんは写真立てを元の位置に戻して
2人はカルムと氷空が一緒に写っている写真を見た
/ 257ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp