第8章 新たな日々
これで何度目かの戦いに勝つと
もこおの鳴き声と共にハンサムさんとカルムが来た
「そこまでだ…」
「何だお前達は!なにゆえここに来たのだ?」
ハンサムさんは得意げに
「もこおはエスパーなポケモンだ…心通わせるマチエールの居場所など分かって当然…それに、氷空君と連絡を取っていた彼も居るからな」
カルムが連絡してくれたんだ
「すぐに戻ってこないから心配したよ」
そう言うとボールを構えている
「勝手に入って来るなんて…お前達犯罪だゾ!」
お前が言うなお前が
こんな人体実験まがいのような事をして
「本来はそうなのだろう…だが、私達はごく普通にエレベーターに乗って来たのだ…氷空君は私の大切な助手!ピンチとあらば駆けつける!」
ハンサムさんはそう言うとクセロシキをじっと見ている
「…だが、私は捕まらないゾ…行け!エスプリ!」
彼は命令するが…エスプリは反応しない
「やめろ!マチエール!」
私達は口々に言うと
「ムダムダ!何を言っても無駄だ!マチエールには届かないゾ…」
そっか…スーツをコントロールしているのは
すると
「聞こえるか!マチエール!!オマエが目覚めれば…」
ハンサムさん
そうだよね!私達が問いかければきっと
私達は呼びかけ続けた