第3章 俺の気持ち

日向「…できてるな」



伊月「思った」



火神「はぁ！？」



アンが体育館から出ていってからというもの、部員からの目線が鋭く刺さる



日向「先輩に恋人黙ってるなんていいのか火神、そんなに絞められたい？ん？」



火神「ちっ、ちげぇ！です…友達っすよ！先輩！」



伊月「あんなに仲良くしてる女の子、ただの友達とは思わないけどなぁ」



小金井「何だよー、火神もリア充かよー！」



火神「っるせぇ！です！」



誠凛バスケ部に恋人がいるのは土田さんしかいない
だからこそ…こういう話は相当うるさい



伊月「しかもめちゃくちゃ可愛いじゃないか」



小金井「な！それ俺も思った！水戸部はー？」



水戸部「…。」



小金井「ほらー、水戸部も思ってるって！」



土田「ところで彼女とは…」



火神「だーっ、ちげぇ！」



先輩たちのマシンガンのように飛んでくる言葉を遮る
そりゃそうだろ…付き合ってねぇのに



火神「おっ、俺は付き合ってねぇ！です！どこにそんな証拠あるんすか！」



黒子「ありますよ」



どわぁぁぁぁぁっ！
どこから出てきた黒子！