第6章 浮気
彼、太宰治は素敵な男性で、付き合えてとても幸せだった。
然し、時々彼から香水の匂いがしたり、夜出歩いているのを見て、最近は浮気を疑い始めている。
ある日、思い切って彼に聞いてみることにした。
「治…浮気とかしてないよね?」
「え?」
「だって、夜出歩いたり香水の匂いがしたりするから…」
「それは………」
「黙るってことは、やっぱり浮気してるってことでしょ!?もう知らない!」
怒って私は彼から離れようとしたが、彼に腕を掴まれた。
「何!?離してよ!」
「違うんだ!浮気なんてしてない!」
「じゃあ何よ!」
「名前に近づく奴等を殺してるだけだよ!勿論女性だけじゃない!だから信じて!」