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運命を超えて

第24章 クリスマス


学園に戻ってから数日が経ち…クリスマスが近づいてきた…
雪もちらついて来ている…
「わぁ…綺麗…」
「そうだな…」
「そういえば…蜜柑ちゃん…迷宮塔に居るんだよね…今年のクリスマスパーティはやっぱり参加できないのかな?」
「…出来ないだろうな…」
「だよね…」
気になった二人は…初等部に向かった…
B組に入ろうとすると…
「プレゼントのセンスが無い男ってクズよね…」
という声が聞こえた…
「どうしたの?みんな…」
「皆で蜜柑ちゃんにあげるプレゼントを選んでいるんだ…」
「…それで、良いの見つかった?」
すると、蛍ちゃんが一つの絵本を棗に手渡す…
「知ってる?ラプンツェル…グリム童話…」
色んな諸説があるけど…確か…高い塔に閉じ込められた女の子が王子様に出会い…塔から抜け出して幸せになったって話だよね…
その後、皆で一冊ずつグリム童話の絵本を探すことにした…
…というわけで、セントラルタウンの本屋に来ていた…
「私は…どうしようっかな…小人の靴屋も良いし…死神の名付け親も良いし…星の金貨も良いし…シルバーは?どうする?」
「長靴をはいた猫…」
「そうなんだ…はっ早い…うーん…」
シルバーは迷っているユキが可愛いと思ってしまい…
頬っぺたにキスをした…
「…ッ急にどうしたの?」
「最近…キスしてなかったから…」
シルバーが珍しく拗ねている…
「ごめん…」
そう言いながら本を探している…
星の金貨を見つけ…店を出た…
私とシルバーは、あの事件から危力系から席を外し…正式に潜在系に戻った…
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