第14章 夢と少しの旅立ち
「魔法?ってあなたは誰?」
「急に入ってきてすまんの…わしかの…わしは…グラン・ドラジェ…遠い異世界の魔法学校の校長じゃよ…」
「…その魔法学校の校長が何の御用ですか?」
「…そこに居るユキに逢いに来た…」
「…すみませんが…ユキちゃんは…」
「起きてますよ…」
「ユキちゃん!!起きてて大丈夫!?」
「暫くは力はテレポート位にしか使うつもりないんで大丈夫です…それと…お久しぶりです…グラン・ドラジェ校長…マドレーヌ先生はお元気ですか?」
「マドレーヌは今日も元気に教鞭をとっているよ…君とシルバーはあの時死ぬ必要が無かった…なぜ…」
「?(何の話?ユキもシルバー君も生きているのに…)」
「あの時は…一度死んで星になり転生の道を進むしかなかった…」
「…そうだったのか…しかし…ペシュ達が心配しとったぞ…」
「あ~記憶思い出してから手紙送るの忘れてた…」
「ユキらしいの~」
「あはは…」
…
…
…
ユキはその後ゴウォマカの事…魔法学校の事…臨海学校の事を話した…
…
「…前世も色々すごかったんだね…」
「魔法か~良いな~」
「ユキちゃん…」
「何ですか?マツバさん」
「…その魔法を使うと…さっきみたいに倒れてしまうのかい?」
「!!!」
「…15年ぶりに…しかも…水の魔法の最強の魔法を使ったから…倒れちゃっただけです…転生後の体にも馴染んでないですし…練習すれば…大丈夫です…」
「ユキは…他の属性の魔法も使えるんだったな…」
「はい…一応…光と愛の魔法以外なら…」
「…属性を変えてみる気は無いかの…」
「えっでも…」
「光属性になってみないかの…」
「…でも、どうやって…」
「最後の愛の魔法だけ完璧にすれば自然に光属性になってコールルクスが使える様になる…考えておいての~」
グランは学校に帰って行った…
…
…
…
「不思議なお爺ちゃんだね~」