【あんスタ】可愛いばっかり言ってると痛い目見るぞ。
第1章 私の推し
ピピピピピピ!!
「……んん………もう朝か……」
重い瞼を擦り、ベッドから身体を起こす。
これでも目覚めはいい方で、直ぐに身支度を始め……
「んんんんんん…………っはぅ…………今日も良き可愛さでございます……」
ないんです。
枕元に置いてあったスマホを手に取り、最初にしたのはロック画面の確認。それは通知の確認ではなく……
“私の推し”で目の保養
そんな彼女のスマホのロック画面は、それはまぁ愛おしい天満光くんの盗撮……じゃなくて、ちゃんと許可を貰って撮った写真。
「よし。これで今日も1日頑張らせていただきます……。」
緩む口角を抑えることも忘れつつ、洗面所へと向かう。
私の一日は、これで始まる。