理科教師が変人の件はチャリ部ではどうにもできんことを証明せよ
第2章 4月
黒「先生は彼氏とかいないんですか」
「大分前に別れた。私、結構ガード固いらしくてそれが原因で別れたの。………黒田君は年上の大学生かな?笑」
黒「何ですかそれ笑 いませんよ。今まで。
あ、でも好きな人…いや、愛してる人ならいます。まぁ叶わないと思いますけどね」
「まぁ誰とは野暮なことはきかないよ~♪叶うといいね。応援してる」
それがアンタですよ。
なぁーんて言ったらどんな顔しますか?
赤面する?
怒ります?
嫌がります?
あ、キモいって思います?
それとも
頷きますか?
私もって言ってくれますか?
そしたらその先、誰も知らない。
貴女という秘密のパンドラの箱を
この手で開いてもいいですか?
頂上につくと、ベンチに腰かけた。
ベタに風がヒュッと吹いた。
ベタすぎるのは承知済。
貴女の綺麗な紺色のきめこまかいさらさらの髪が風になびいた。
そのときの貴女の表情は、
そのクリッとした猫目を爛々とさせ、
まるでなにか楽しく、
愉快な事を待っている子供のようで、
その瞳は美しく、シャイニーゴールドの濃淡がとてもきらびやか。
まるで金やダイヤモンド、オパール等の綺麗で美しい物でさえ
貴女の隣に並べば
たちまちくすんだ様に
思えてくる。
あぁ
俺はおかしくなったのかもしれない
貴女と言う
恋の病で