第73章 恋文

「っ…あっんっ…やだぁ、動かしちゃあ…」

「痛くはないだろう？こんなにトロトロに蕩けているのだから…ああ、俺の手にまで、いやらしい汁が垂れてるぞ？」

「っ…うっ……」

恥ずかしい…作り物の張型で奥まで突かれて、敷布にシミが出来るぐらい濡らしてしまってるなんて……

愛液で濡れそぼった手を、長い舌でチロチロと舐める信長様の色っぽい姿に、身体の奥が疼いてしまい、我知らず、膣奥をキュウっと締めていた。

ナカがきゅうきゅうと収縮する間にも、信長様は張型で激しい抽挿を繰り返してくる。
時折、膣壁の上側のざらっとした部分を先っぽで擦られると、あまりの快感に腰が揺れる。


(あぁ…奥っ…キツいっ…もうダメっ…)

急速に湧き上がってくる絶頂感に、頭の中がふわふわして思考が覚束なくなってきていた。
開かれた両足がふるふると震え始めて、自制できなくなった私は、信長様を間近に感じたくて、下から腕を伸ばして信長様の身体に触れる。

「信長さま…私っ…もう…」

「……イキたいのか？もう我慢出来ぬのか？仕方がないな……」


ーグチュゥッ…グリグリッ…

「あっゔっ…あ"あ"っっー」

根元まで埋まりそうなぐらい深く突き挿れられて、ナカをグリっと掻き回されてしまい、私は呆気なく達してしまった。

「っ…はっ、はぁ…はぁ…」

乱れた息を忙しなく吐いていると、奥からずるりと張型が抜かれる。その何とも言えない感触に身体が打ち震える。

「っ…あっ…やっ…んっ…」

「ふっ…名残惜しげな顔をしおって…そんなにこれが善かったのか？」

自身の蜜がたっぷりと付いたままの張型を、目の前に持ってこられて見せつけられてしまい、恥ずかしくて堪らなかった。


黒々と黒光りする張型に纏わりつく、ねっとりとした蜜
信長様の指先までもが濡れ光っている


(っ…なんていやらしいんだろう…私のであんなに……)


乱されてしまった恥ずかしさと、イッたばかりで未だ冷めやらぬ身体の熱とで、身も心も熱くなった私は、寝台の上で手足を投げ出して放心したようになっていた。