第71章 商人の町
「っ…はぁ…はぁ…」
(んっ…熱いの、いっぱい出てる…信長さまの…)
身体の奥深くへと注がれた熱い迸りをじんわりと感じながらも、絶頂の快感と湯殿の暑さのせいで、意識が朦朧としてきていた。
信長様は、精を放った後もナカに一物を埋めたまま私を抱き締め、背中を優しく撫でてくれている。
その優しい手付きに、満ち足りた心地になった私は、ぼんやりと身を委ねていた。
背中を撫でていた手は、いつの間にか尻の方へと降りていき、窄まりの周りを柔らかく解すように緩々と撫でている。
(んっ…やだ…そんなとこ、恥ずかしいっ…でも、何だか変な感じになる…)
普段はあまり触れられることのない場所だからか、擽ったいような気持ちいいような、言いようのない感覚に、私は戸惑っていた。
信長様の尻への愛撫は執拗に続き、そうこうしている間に、ナカに埋まったままの一物は再び硬く張り詰めてきていた。
もしかして、このままもう一度…?
そう思ったその時、信長様は唐突にずるりと一物を引き抜いて、私を抱いたまま湯船から洗い場へと上がった。
「……朱里、床に手を突いて四つん這いになれ」
「ゃ…信長さま、まだ…するの?私、もう…」
何度もイカされた身体はひどく敏感になっていて、少しの刺激でもまた簡単に達してしまいそうな気がして怖かったのだ。
けれども今宵の信長様は、抗うことを許してはくれなかった。
躊躇う私の身体を、有無を言わせぬ力でうつ伏せに倒すと、腰をぐいっと高く引き上げる。
「あっ…やっ…待って…」
「くっ…朱里っ、俺は…貴様の全てが欲しいっ…」
心の奥から絞り出すような悩ましい声で告げると、信長様の凶暴なまでに昂ったモノが、私の…お尻の穴へと擦りつけられる。
(!?やっ…うそっ…そこは…)
「あ、やっ…信長さま…待って、そこは、いやっ!」
「くっ…全て寄越せっ」
ーグッ、ググッ ズブッ
「ひっああっ!ゃ…いやっ、ああっ!」
ぬるりと滑った先が、窄まりを押し広げるようにゆっくりと入ってくる。
モノが滑っているからか、事前に指で充分に解されていたからか、分からないが…不思議と痛みは感じなかった。
感じるのは、物理的なひどい圧迫感と、尻を犯されているという背徳感のようなものだった。