第58章 いざ大坂へ

寝台がギシギシと軋む音と、それに呼応するかのように小さな唇から零れる甘い喘ぎ声が、真新しい寝所に妖しく響く。

「っ…くっ…うっ…」

腰を引くたびに膣壁が蠢いて、逃すまいとするかのように吸い付いてくるのが、堪らなく気持ち好くて、極限まで膨張した竿で何度も何度も淫路を擦る。

モノがいつもより大きく膨らんでいるせいか、朱里のナカもいつもより狭く感じ、その圧迫感が堪らない。

「んっ…あ"っ…やっ…きつっ…」

抽挿のたびに苦しそうに顔を歪める姿が、男の征服欲を煽る。

(この愛らしい顔が、快楽に悶え、欲に歪められるさまがもっと見たい)

「……朱里っ」

「っ…信長さま…？」

上体を倒してぴったりと密着し、朱里の華奢な身体を抱き締める。

耳元に唇を近づけて熱い吐息を吹き込みながら、そっと囁く。

「朱里っ…愛してる」

「ん…信長さま…私も…好きっ…」

互いに愛の言葉を交わしながら、深く深く繋がり合う。
この瞬間が何よりも幸せで、心も体も満たされて、深い充足感を味わう瞬間だった。

他の誰でもない、朱里でなければ、俺は満たされない。


出逢ったばかりの頃は、こんなにも己が一人の女に溺れることなど、思いも寄らなかったのに、今はもう、朱里が自分の隣にいないことさえ、考えられなくなっている。

我ながら、自分の変わりようには驚く。

皆は口々に、朱里を天女のようだと言う。
御伽話では、地上に舞い降りた天女はいつの日か天に帰るのだそうだ。
だが俺には、朱里を…俺だけの天女を…失う日が来るかもしれないなどとは、最早考えられそうもない。

この命尽きる時まで、共に………




ーっぐっぢゅうぅぅ！

「ひっ…あ"あ"ぁっ！やっ…だめぇ…」

一際強く腰を叩きつけ、ググッと亀頭の先を子宮の入り口へと擦りつける。
その瞬間、きゅうっとナカで締めつけられて、あまりの快感に目の奥でチカチカと星が瞬き、下半身に瞬間的に熱が集まったかと思うと、一瞬でふわっと弛緩するように力が抜ける。


「っ…くっ…朱里っ…出るっ！」


ードピュッ！ビュルビュルっ！ビューッ


熱く蠢く膣内に大量に精を吐き出して、繋がったままで朱里を抱き締める。

快感に打ち震える、その華奢な身体が愛おしくて、気がつけば強く強く掻き抱いていた。