第51章 薄明の悪戯
ーじゅっ じゅぷっ ぷちゅっ にゅぷっ
「ゔっ…っ…くっ…朱里、貴様っ…」
「んっ…はぁ…ん…のぶながさま…きもち、い?」
尋ねながらも、私ももう限界だった。
快感に堪えるようにきつく閉じられた瞳
ほんのり朱く上気した頬
無意識にか、薄く開いた唇から洩れる抑えた喘ぎ
上から見下ろす信長様は、この上なく色っぽくて唆られる。
信長様を焦らしているつもりが、自分自身も余裕なんて、もう少しもなかった。
(あぁ…もう…ナカが蜜でいっぱいになっちゃってる。溢れちゃいそう…早く…信長様のモノでぐちゃぐちゃに掻き混ぜて欲しい…)
「くっ…あ"ぁ…俺を焦らすなど…どうなるか分かってるのだろうな?」
「…えっ?あっ…っ…きゃあっ!」
言うや否や、腰をグッと強い力で掴まれたかと思うと……気付いた時には身体が反転していて、信長様に上から不敵に見下ろされていた。
獲物を捕らえて舌舐めずりする、獰猛な獣のような瞳が私を捉えて離さない。
深紅の瞳は欲情に塗れて、ギラギラと輝いている。
「…っ…あっ…」
「…焦らされた分、たっぷり可愛がってやる。啼いても止めてやらんから…覚悟しろっ」
ーぐっぢゅぅぅぅ!
「…ひっ!ああぁあ“あ"ぁ…ゃあ…」
限界まで膨張し硬く滾った一物をいきなり最奥まで一気に突き入れられて、息が止まりそうになる。
そんな私にお構いなしに、信長様はグリグリと結合部を擦り付けながら、時折大きく腰を引いては、激しく奥へと打ち付ける行為を繰り返す。
そのたびに、くびれた亀頭の丸い部分が子宮の奥へと当たり、身体中にビリビリと稲妻が走ったような快感が広がっていく。
ーパンパンパンッ!
ーぐちゅっ ぐちゅっ ぷちゅんっ!
「っ…あっ…んんっ!ゃあ…ゃだぁ…待ってぇ…」
「っ…くっ…これ以上我慢などできんっ!
貴様が悪いのだぞ、俺を焦らすなどっ…」
「あっ…ん"ん"ん"っーっ!やっ…いやぁ…いっ…いっちゃ…うぅ…あっっ!ぃやぁ〜出ちゃうぅ〜」
ーップシュッ!プシャァァー!!
信長様が腰を引いた瞬間、繋がった部分から水っぽいサラリとした液体が飛び散って、股の間を冷たく濡らす。
大きく開かされた足はガクガクと、意思とは無関係に痙攣を繰り返しており、頭の中は霞みがかったようにぼんやりと思考が定まらない。