第5章 湯治
パンッパンッと腰を激しく前後に打ちつけたり、熟れた花芽をグリグリと押し潰しながら腰を回転させたり、と、信長様の動きは止まらない。
あまりの気持ち良さに2度目の絶頂の波が私を襲う。
「あぁぁ、っもう、だめぇ」
「っくっ、朱里、出すぞっ」
信長様の白濁が身の内にドクドクと注がれるのを感じて、満ち足りた気持ちが胸いっぱいに広がっていった……
翌朝〜
信長様は目覚めてからも私を離してくれず、結局、日が高くなるまで褥で何度も戯れあった。
「っん、信長さまったら、湯治に来たんですから湯に浸からないと傷がよくなりませんよっ」
胸元に伸びてくる手を避けながら、精一杯の抵抗を試みる。
「ふっ、湯に浸かるのはもうよい。傷はすっかり治った」
「???」
「貴様は本当によく効く薬だな。甘くて蕩ける…クセになる薬だ」
耳元で低く囁かれて、また何処までも甘い快楽の時間が始まる……