第1章 俺の。舐めて。

ーっっっっっ！

一瞬何が起きたのか分からず真顔に戻り固まった顔が、頭のパニックに引き戻され、動揺が隠せない。

「ちょっ！まっっまって！まって！まって！」

「何回まってゆーの。」

「な、舐めるの？」

こいつは何を言っているんだ。と言わんばかりの顔で成瀬を見上げる。


「うん。舐めて。」


成瀬に持たれ、触れたままの手が震えだす。


頭の中が色々とパニックすぎて、状況が把握しきれず声が出ない。



「いつも俺が由希センパイのきもちよくするみたいに、俺もして？」