第3章 媚薬の力
…ーん…
由希が目を覚まし、しばらく天井を眺めた後横を見た。
「おはよ。」
「…おはよ。……私…寝てたの。」
「うん。いきなり気ぃー失うからビックリした。」
「…ご、ごめん。」
「いいよ。センパイえろかわいかったし。」
「ーっっ!」
「体、もぅいいの?」
「…な、なんとか。…ごめん、忘れて。」
だんだん記憶が蘇り、曖昧なところもあるがとにかく恥ずかしさが押し寄せた。
「うん。無理だね。しばらくは頭から離れないかも。」
………
反抗する気力もなく、顔を隠すため布団に潜った。
…。
体も拭いてくれてて、ベッドの真ん中にはバスタオルが引いてある。
…とにかく全ての要素が恥ずかしさを助長させた。
「…センパイ出てきてよ。」
…
「センパイ、好きだよ。」