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なまいきざかり。 R-18 短編集

第1章 俺の。舐めて。



「っはあ…」

「由希センパイはしたくない?」

二人だけの時にしか見せない甘えた顔、甘えた声で問いかけられる。

この顔と声は本当にせこいなといつも思いながら
見つめられる視線が恥ずかしくて目を背けてしまう。

恥ずかしさから断る理由を探そうとするが、
目の前のこいつに対する正直な愛おしさが結局勝ってしまう。


「したくなく…ない…」


自分で言った癖に顔が火を噴く様に赤くなるのが分かる。

由希を愛おしそうに見つめ、成瀬がふっと笑う。


「今日は時間がたっぷりあるね。」


そう言って由希に何度も唇を合わせる。

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