第1章 俺の。舐めて。
そっと私の頭に手を添えて、
息を荒げる成瀬が愛おしくてたまらなかった。
「せ、センパイ、、もういいよ。」
ぐいっと体を起こされ、抱きしめられた。
由希は何が起こったのか一瞬わからなかった。
やっぱり上手じゃなかったのかな。
「き、気持ちよくなかった?」
恐る恐る聞いてみる。
「…いや。その逆。」
「自分からお願いしといてなんだけど、想像以上にやばい。」
「爆発しそうだからもういいの。」
ぎこちない動きだが、由希の小さな手と口が自分のそれを刺激している姿が想像以上の破壊力を持っている事に気付いた。
抱きしめられながら、目をパチクリさせている由希に深く口づけをする。
「んっ…はっ…っ」
「由希センパイ、ありがと。次は俺ね。」