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ここにいてくれ、永遠に。【第五人格】

第1章 [寄生] 傭兵夢.


今日の試合は僕、ナワーブさん、フィオナさん、カートさんでチームを組んだ。バランスは悪くない。けど…本音を言うと、僕はナワーブさんが苦手だ。近頃ずっと僕の隣にいる。それは良いんだけど…だんだんエスカレートして、ついには手を出されそうになった。昨日の試合ではハンターや仲間の目を盗んで…僕の身体を触ってきた。最初は解読機を弄っている手、それから腰、最終的にはお尻を触ってきた。優しいけど、どこか破廉恥で、何だか…イケないことをしてしまっている感じ。だから今日はナワーブさんに近づかないことを決めた!うん!それがいい!
「ね、そこ、で、ナニ、してる、の、?」
カタコトの声が後ろから聞こえてきた。
「今日のハンターは写真家なんですから隠れるのは当たり前です…!ほら早く…!!」
声の主はナワーブさんだったのでビックリしたが、僕は無意識にナワーブさんをロッカーへ引きずり込んだ。…それがいけなかった。
「いぃ、匂い、する」
スンスンと僕の頭頂部に顔を近づけてきた。このゲーム衣装で性格も変わってしまう時があるからなんて面倒臭い…!(普段のナワーブさんならこんなこと言わない。無言で抱きしめてくる)
「ナワーブさんもう出ましょう、?早く解読しないと…」
あからさまに嫌です近づくなオーラを出してみた。そのまま僕は早くこの状況から抜け出したいためロッカーを出ようとした。
「ヤダ」
光が差し込んだと思ったが最後、僕は再度ロッカーに引きずり込まれガッシリと掴まれてしまった。
「ちょ…っナワーブさん!試合中ですよ…!!?」
振りほどこうとするも、軍で鍛えられた男性に勝てるほどの力は僕にはない。それに今回の衣装は筋肉が丸見えで、自分がいかにヒョロいかを痛感させられてしまった。
「スキ、スキ、」
突然の愛の告白に心臓がドクンッと跳ね上がる。殴って目を覚まさせちゃる、と思い手をあげようとした瞬間下半身に違和感を感じた。…当たっているのだ、大きくなった“アレ”が。スリスリと僕に擦り付けるようにして腰を揺らしてくる。まずい、この状況は非常にまずい。
「なろ、なろ、番、」
「わかった、わかったから!だから早く解読しよう…!!」
何か言っていた気がしたがここはやむを得ない。僕は適当に返事をしてロッカーを出た。それが仇となることを知らずに…
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