第9章 【四十物十四】男のプライドとかあるんッスよ!【裏、甘々】
りん視点
十四「此処ッスか?」
りん「此処だよ、中に入る?」
十四「!?い、良いんッスか!?」
りん「良いけど、さっき言った通り面白い物はないよ?」
十四「別に良いッス!」
りん「そう?」
何か、嬉しそうだけどホントに面白い物はないんだけど………
まぁ、取り敢えず入ろ
それで私達は中に入っていった
十四「此処がりんちゃんの部屋ッスか〜」
りん「そう………
と言っても基本寺の本や資料ばっかりだけどね」
寺の勉強も空却より勉強しておかないと、寺の者として、隣に居れないから………
十四「真面目っスね〜
そういう、真面目で頑張って努力してる所、りんちゃんの良い所ッスよ!
自分は、そこに惚れたと言うか、そこも惚れたところと言うか………」
声は段々小さくなってきてるけど、言いたい事は分かった
りん「ありがとう」
こんな弟より才能がなかった私を好きになってくれて………
十四「良いんですよ!
自分は、りんちゃんと居らればそれで良いッス………」
りん「わ、私も、十四とはずっと、一緒に居たい………よ」
コレ、言ってる内に段々恥ずかしくなってくる………
でも、十四と一緒に居たい事に変わりはない
十四「!自分も!自分も、ずっと一緒に居たい!!………です!!」
りん「そっか………
なら、良かった……!」
十四「一緒に居て、結婚して、デートもいっぱい行って、それからそれから………」
りん「気が早いよ………」
第一、私達はまだ結婚してないし……
………十四と結婚したいけど………
十四「気は早いくらいが丁度良いッスよ!
あ、でもりんちゃんと結婚したら自分は僧侶になるんッスかね………」
りん「さぁ、どうだろう………
まぁ、十四がなりたいんだったら、なっても良いし、なりたくないんだったらならなくても良いよ」
私は寺産まれた寺育ちだったから、お父さんみたいな僧侶になりたいと思ってたけど、十四は違う訳だし……
それに、ミュージシャンとして活躍もしてる訳だし、ミュージシャンの方が十四にとっては楽しい仕事だったりするのかもしれないから………