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【ヒプノシスマイク】貴方は誰を選ぶ?【短編集】

第12章 【碧棺左馬刻】兄妹だけど、大好きなの【裏、ちょいシリアス】


りん視点

ね、眠った……よね?

明日はお休みだし、遅くなっても大丈夫……!

そう思ってお兄ちゃんの部屋に入った

……寝てる……

疲れてるんだろうけど、今夜は絶対に夜這いするの!

それで私は洋服を脱いでベッドの上で寝てるお兄ちゃんの上に乗った

お兄ちゃんは今はボタンのついてる羽織れる奴で上の方のボタンが2つ空いてて長ズボンを履いてる

私はお兄ちゃんのボタンを全部外した

あ、後はどうしたらいいんだろ……

そう思ってたら首元にマイクの下の部分が当たった

「人の寝込みを襲うとは……

何処の組のモンだ、あ゛ぁ!?」

そこには何時も知ってる優しいお兄ちゃんじゃなくて怒ってるお兄ちゃんだった

りん「お、お兄ちゃん……」

こ、怖いし、起きちゃった……!

ど、どうしよ……!!

左馬刻「!?りん……!?

な、何してんだ!!お前!!」

そう言ってお兄ちゃんはマイクを直してくれた

左馬刻「し、しかも、下着姿って……

洋服はどうしたんだ!

まさか、誰かに乱暴にされたのか!?

誰にされたか言ってみろ!

俺がぶっ倒してやるから!!」

そう心配してくれるお兄ちゃんの優しさを触れて私からは涙が流れた

りん「ひっく、ち、違うの……」

お兄ちゃんは私の身を第一に考えてくれる

お兄ちゃんは私の事を疑ったりしない

それなのに、ムキになって寝込みを襲おうとして……!

私、最低だ……!!

りん「お兄ちゃんが大好きで……!

それで、どんなに色っぽいの着て背伸びしてもお兄ちゃんは意識してくれなくて……!!

それが悔しくて……!!

お兄ちゃんが眠ったのを見計らって襲おうとしたの……!!

お兄ちゃんの事が大好きで、繋がりたかったから……!!

こう言う事したら、お兄ちゃんは私の事を1人の女として見てくれると思ったの……」

話したら次から次へと涙が出てきて止まらない

お願いだから、止まってよ……!!

左馬刻「……りん

お前は多分、恋愛と兄妹愛を勘違いしてんだ

今回の事はなかった事にするから、な?

自分の体は大事にしろ?」

そう言ってお兄ちゃんは優しく頭を撫でた
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