第11章 【躑躅森盧笙】生徒だけど好きなんです【禁恋、悲恋、ちょい甘】
りん視点
私は、今日初めて告白をした
りん「ずっと、好きでした!
盧笙先生、付き合ってください!!」
盧笙「……ごめんな、りんの気持ちには答えられへん
俺は、先生でお前は生徒やからな」
そして、振られた……
りん「うぅ……」
今、現在、私は親戚でお兄ちゃんみたいな存在の簓の家に行き、簓に慰めてもらってる
簓「何やねん、突然泣いてきたからビックリしたやねん
でも、遂に告白したんやな〜」
りん「思いっきり振られてんのやけど……」
そもそも、私はこの関係でええって言うたのに、簓告白しろって言われたから、したんのに……
こんな悲しい思いするくらいなら、告白せんどけば良かった……
簓「まぁまぁ!そう落ち込むな!
盧笙も別に嫌いって言うてへんのやろ?」
りん「言うてないけど、振られてんのやから一緒や」
簓(……まさか、告白するのがこんなにも早いとは思わんかったわ〜
りん臆病やから、今から進めれば卒業くらいに告白すると思ったんやけど………
恋の力って凄いな〜)
りん「簓の、馬鹿……」
何が、告白しろや
告白して、こんなに辛いなんて聞いてへんは……
りん「阿保、間抜け、あんぽんたん」
簓「ちょいちょい!悪口のボキャブラリー低すぎやろ!
小学生か!」
りん「五月蝿い゛!何が悲しくて、こんな惨めな気持ちにならんといけんのや……」
まだ、告白せん方が良かった……
告白して、こんなに辛い何て、思いもせんかった……
ピンポーン
簓「?誰やろ、はいはーい、ちょっと待ってな〜」
そう言って簓は部屋を出て行った
もう、学校にも行きたくない……
盧笙先生にも会いたくない……
会ったら、振られたのにまた好きが募りそうで嫌……
盧笙先生は好きじゃないのに、私だけ好きみたいで、馬鹿みたい……
簓「………明日は祝日やし、泊まってくか?」
りん「……う゛ん」
簓「ほな、先ずはそのブッサイクになった顔を洗ってから、晩飯や!」
りん「……五月蝿い」
そう言って私は洗面所に行った
簓(?何時もやったら、“ブッサイクちゃうわ!って言うのに……
やっぱり、落ち込んでんな〜
わいが元凶やし、何とかせんとな!)