第7章 お仕事人間
リィナ「?ジャーファル?どうしたの?」
リィナに声をかけられ、はっとする。
ジャ「い、いえ。なんでもありませんよ。それより……その服、どうしたんですか?」
リィナ「あ、これ?今日ヤムとピスティと一緒に町へ行ったときに、買って貰ったの。どう?」
ワンピースの裾をヒラヒラさせながら、笑顔で聞いてくるリィナ。
あぁもう。可愛すぎです。
ジャ「とっても、似合ってますよ」
リィナ「そう?良かった」
嬉しそうに笑うリィナ。
その笑顔を見て、今日一日の疲れが吹き飛んだような気がした。
そして、おもむろにリィナをギュッと抱き締める。
リィナ「?ジャーファル……?」
ジャ「……リィナ補給です」
リィナ「クスッ…何それ」
クスクスと、自分の胸で笑うリィナ。お腹が膨れているため、抱き締めるとお腹が当たる。
その度に、あぁ、自分とリィナの子供が入っているんだ、と実感できる。
ジャ「………無事に、生んでくださいね…」
リィナ「あったりまえじゃん。私達の子供を死なせたりなんかさせないよ」
ジャ「いえ…リィナも無事でなければ意味がありません」
リィナ「…ジャーファル……疲れてる?」
いきなり発言に、少し驚く。