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【鬼滅の刃】かざぐるまの恋【我妻善逸夢】

第6章 蛇とカエル




「なんだその目は!!」


顎を掴む手に一層力が入る


「ぐぅっ…!」


反射的に目を閉じた。



「アンタは稀血。

アタシが喰うにふさわしい女!!

やっと熟れてうまそうになってきたなぁ!

アタシに喰われるために

生かされていたなんて

幸せ者だよお前は!!」




薄目を開けると
蕨姫花魁がニヤッと口を開く。
二本の牙が剥き出しになった。


(鬼だ…!

こ…殺される!善子…どこにいるの!?

もしも無事なら逃げて!!)



死を覚悟したその瞬間、

閃光のような鋭い光が視界の端に映った。




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