第1章 僕の彼女は…
『最初で最期のお願いだよ』
黒子「最期なんて言わないで下さい!まだここに居てください!」
『テツ君…』
泣き崩れる僕を夢さんは抱き締めてくれます
黒子「夢さんより好きな人なんか絶対見つかりません!だからお願いします。ずっと一緒に居てください」
そんな話をしていると空が白んで来ました
『夜明け…』
黒子「…え?」
『テツ君…いつかテツ君がおじいちゃんになって天寿を全うした時、向こうで一緒になろうね!ずっと待ってるから死のうとなんてしないで?……大好きだよ』
黒子「待って下さい…!」
ニッコリと微笑む夢さんは夜明けと共に消えて行きました
黒子「ズルいです…あんな笑顔でお願いされたら…」
またいつか会いましょう──