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無償の愛を君に

第8章 さよなら、愛しい世界


俺は今最愛の人を亡くした

お前がいる世界で笑った事、お前の夢を恨んだこと、お前の声、温もり、態度、愛の全てが…

俺達は病院で出会った
アイツは心臓病で長くなかった

『ねぇねぇ、真太郎。海行きたい』

真夜中にニッコリと微笑んだ夢
夢の提案で2人で海に行った
海街、赤錆びた線路沿い

『幸せだね』

緑間「そうだな。幸せだ」

嘘ついて、クシャッと笑う顔
繋いだ手、遠くの島から見える朝焼け

『わぁ!綺麗だね』

緑間「そうだな」

けれど何処か夢は泣きそうになっていた
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