第3章 あなたに首ったけ!
「分かった?もうこれ以上虹村君に近付かないで」
『………はい』
自分の気持ちが迷惑
ウザイ後輩
確かに沢山迷惑掛けている
『一つだけいいですか?』
「何よ?」
『虹村先輩を諦めるにはどうすればいいんですか』
すると先輩はニッコリと笑う
「違う相手を好きになればいいのよ。新しい彼氏でも作りなさい」
『彼氏…?』
「そうよ。貴女を好きな人だっているんじゃない?それじゃあね」
新しい好きな人、恋人、彼氏を作れば虹村先輩に迷惑がかからない?
私どうしたらいいの…?
ぐちゃぐちゃの気持ちのまま虹村先輩に貰ったジュースを両手で包み込んだ