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無償の愛を君に
第16章 ※兎と2人の悪童
思考がグチャグチャになってくる
灰崎「あ?」
花宮「コイツ意識飛ばしてねぇか?」
頭がボーッとしてる
灰崎「楽になりてぇか?」
花宮「まだ抵抗するか?」
『楽に…して…熱い…熱い…』
夢の思考は停止していた
木吉の事も、何もかも全て吹っ飛んでいた
『てっ…ぺ…さん』
夢の目には木吉が写っている
花宮「幻覚作用が効いてきたな」
灰崎「チッ…遅ぇ…」
『鉄平さん…助けて…』
フゥフゥと荒い息を繰り返し助けを乞う夢に2人はニヤッと笑った
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