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無償の愛を君に

第1章 僕の彼女は…


夢さんが亡くなりました
それはたった今先生から聞いた事です

火神「大丈夫か?黒子」

黒子「……はい」

なぜ彼女だったんでしょうか?
なぜ僕じゃなかったんでしょうか?

“交通事故”
学校に来る途中に跳ねられたと
どうして僕は一緒にいなかったんでしょうか

グルグルと同じ思考が頭を埋めます

何かの本で書いてあった事を思い出しました

“本当に愛する人を亡くすと人間(ひと)は泣けない”

黒子「まだ夢さんが笑って“テツ君”って呼んでくれる気がします」

僕がそう言うと火神君は頭を撫でてくれました
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