第13章 モデルの君と普通の私
黄瀬「嫌っス!」
もう何なの!?本当に!
泣きたくなる…もう泣いてるけど
『何で嫌なの!?』
黄瀬「本気で惚れたんス!他の子じゃ無理っス!ショーゴ君に彼女取られても平気だった!けど、春歌っちは誰にも取られたくないんス!」
真っ直ぐな言葉と瞳に私は何も言えなくなる
黄瀬「本気なんっスよ〜!」
そういうと黄瀬君はドバッと涙を流した
『えぇ!?何で黄瀬君が泣くのよ!?』
驚きで涙が引っ込んだよ
ありがとう
黄瀬「どうしたら信じてくれるんスかー!」
わんわん泣く黄瀬君
その姿はモデルじゃなくて…ただの男子中学生の黄瀬 涼太君だった