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無償の愛を君に
第12章 ※不良少年と不良少女
フンッと2人ともそっぽを向いて歩き出すが、目的地が一緒の為口喧嘩が始まる
『着いてくんな!』
灰崎「テメェこそ!なんで一緒の方向なんだよ!」
ガチャッと屋上に着き、ドアを閉めると灰崎は夢を抱き締めた
『ちょっと!』
灰崎「付き合ってんだから良いだろ!」
ジタバタと暴れる夢は野良猫のようだ
『やーめーろー!』
灰崎「何でだよ!」
ガリガリと爪で灰崎の腕を傷付ける
灰崎「痛くねーよ。テメェは野良猫か!」
『うるせぇ!』
人に触られるのが苦手な夢は暴れる
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