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金色の悪夢と白銀の使者上編【フェアリーテイル】

第5章 何かの兆し


ナツside

テオに負けた。

その日から、ミョーにアイツを意識するようになっちまった。

テオはすぐにギルドに溶け込み、色んな人と仲良くなってる。

マカオやワカバにも絡まれたり、エルフマンを軽く流したり。

なんだかなー…。

モヤモヤしたこの鬱陶しい気分は。

暴れたらスッキリすっかなー…。

アイツ、オレ達が乱闘する度に「喧嘩はダメです」って這いつくばらせてくんだよなー。

「ナツさん」

のわっ!!

噂をすればなんとやらってか?
噂なんかしてねーけど。

「なんだか元気ないですが、どうかしましたか?」

ナ「あ~大丈夫大丈夫。問題ねー」

と笑ってごまかす。

ル「テオ~!!クエスト一緒にいかない?みんな他のクエスト行っちゃってさー」

「いいですよ、ハートフィリアさん」

ル「も~!!ルーシィって呼んでよー」

「ナツさんはいきますか?」

んあ?んー…。

ナ「オレはいいや」

「そうですか」

ル「いこいこ!!テオ!!」

ナ「いってらっしゃーい」
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