第3章 ギルド
?「騒がしい奴らだねぇ。落ち着いて酒も呑めやしないじゃないか」
大樽を抱えた女性がつぶやいた。
お酒…?
私も接待でいくらか飲んだことはあった。
私はその人のところへ行ってみることにした。
「それ、お酒なんですか?」
?「ん?ああそうさ。新入りかい?」
「はい。テオ・リアニーファといいます」
カ「私はカナだよ。よろしくな」
私は頭を下げた。
ル「テ~オ!!」
「あ、ハートフィリアさん」
ル「そんな、ルーシィでいいわよ」
?「何々?新入り!?」
ル「あっレビィちゃん!!そうだよ。テオっていうんだよ」
レ「あたし、レビィ・マクガーデン!!あなた本好き?」
本…。以前、退屈を紛らわそうと本に読みふけりましたっけ…。
「はい。割と」
レ「本当!?あたしもなんだ!ルーちゃんもそうなんだよ」
ルー…ちゃん?
ル「あたし達、趣味同じだね!」
ああ、ルーちゃんというのはハートフィリアさんのことなのですね。
?「なにやってんだよ」
お世辞にも上品とは言えない男性もやってきた。
レ「あ…ガジル」
ル「新入りよ!!」
ガ「へっ!ガジガジ」
なっ!!釘やネジを食べているのですか?
ル「ガジルはドラゴンスレイヤーなんだよ!!ドラゴンスレイヤーは自分と同じ属性のものを食べることで、いろんなことができるの!!ね、レビィちゃん」
レ「えっ…あ、ああ。そうだよ!!このギルドには何人かいるの。ナツやウェンディもそうね」
レビィさん…ガジルさんに気がありますね?
?「新入りかしら?」
?「みたいだね。ビスカ」
ル「ビスカ、アルザック。あんた達本当仲良いわね」
この2人は完全付き合ってますね。