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【ヒロアカ/轟焦凍】私のヒーロー、君のヒーロー

第4章 友達


(負けず嫌いと負けず嫌い合わせたらそりゃこうなるよな)と焦凍は思った。

「楓風、ちょっと落ち着け
キャラが崩壊しかけてる」

『…焦凍、ごめんごめん』
(つい切れちゃった…やらかした)

「爆豪お前何で急につっかかってくんだよ、楓風ちゃん何もしてねぇだろ…!!」

「…っるせぇクソ髪!!」
(…っとにむかつくな…!!)

「いや俺とお前対して髪型変わんないからね?」
二人が引き離されたタイミングでチャイムが鳴り、相澤先生が入ってきた。

「全員座れ!!チャイム鳴ったぞ」


緑谷は、一人ブツブツと考え込んでいた。
(僕が入ったところでかっちゃんの神経逆撫でするだけだと思って何も言えなかったけどきっと…
昨日負けたのがくやしかったんだ
成瀬さんは流石推薦、という感じたからなぁ
風に特化した個性ならかっちゃんに勝つのは当たり前なのに…。
でも成瀬さんがあんな感じだとは思わなかった、ふわふわしてて優しい、女の子らしいイメージだったから…。
お互いに譲れないものがあるからぶつかるのかな)

周りの席の人は、緑谷のブツブツに驚いて目を丸くしながら彼をみた。
そんなものには気付かず、楓風の個性の分析を始めてしまう緑谷だった。
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