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平等な死などない【ワンピース】

第5章 愛しのパパから贈り物


「な?まずいだろ」

残しては勿体ないと全て食べた三つ子達は、水をこれでもかと沢山飲みほし現在クマラの腕の中で落ち着いていた。今はまだ能力を試してはないが、金槌になる事はちゃんと説明を忘れない

肉体的な変化が一番あるのは自然系。次に動物系で、最後は超人系。物によっては超人系が一番分かりやすかったりもするが、三人のわかりやすい変化がないためしっぽや獣耳など、部位的にわかりやすいものが生えないためそれではないだろうと考える

なんだろうなぁとカタクリをムニムニするクマラだったが、その異様にもちもちした肌の感覚に少し無心になってムニムニし始める。カタクリも父にムニムニされるのが好きになったのか、そのムニムニする手を止めず甘んじて受け止めている

幸せそうにムニムニされるカタクリを見て、オーブンは羨ましそうにカタクリを見たあとクマラをじっと見上げた。自分も撫でられたい、ムニムニされたいという眼差しは徐々に熱っぽくなり、クマラを射抜くような瞳になる

「……熱いな」
「?」

焼けた瞬間治る為見た目の変化はないが、クマラには痛みが伝わっているため頬を触る。延々続く焼けるような痛みに我慢出来ずムニムニをやめ、近くの鏡で自分の顔を見た

特に変化が無いため、何があったんだと首を傾げるクマラをオーブンはただ見つめるばかり。ムニムニされたいという気持ちは変わっておらず、今度はジッと止まった手に目線を向けた

ジリジリと焼ける手に、まさかと三つ子達を見渡すクマラ。カタクリは焼けていない方の手にスリスリしており、ダイフクは、クマラのマントに包まり満足げ。ただ一人熱い視線を送るオーブンに気付いたクマラは、そっとオーブンの目を手で覆った

「???」
「……そうか、オーブンは熱系の能力か」

痛みの引いた手に溜息をつきつつ、制御しなきゃなとオーブンの頭を撫でるクマラ。撫でて貰えて嬉しくなったオーブンはポポポっと頬を赤らめた

オーブンが嬉しそうにする中、カタクリは少しお腹が空いたとクマラの手から離れる。クマラはそれを見て腕を離すが、コロンとカタクリから落ちてきた物に首を傾げた
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