第1章 1話
俺は夢を見た....。
翔「ーー!」」
俺は、病室の扉を開けた。
?「.....!」
ベッドの上で本を読んでいた彼が俺が入ってきたら、読むのを止めてにっこり微笑んだ。
翔「今日はプリンをお見舞いに持ってきたよ。一緒に食べよう?」
?「いつもお見舞いに来てくれてありがとうね、ーー。」
翔「おう!」
と夢はそれで途切れた。
一体彼は誰なんだろう....。
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私が目を覚ましたのは、8時だった。
翔「ふぁああ〜!」
雅紀「大きなあくびだね?」
ベッドの上でニコニコしている彼がいた。
翔「ぬわっ!」
そういえば、夢に出てきた男の子と笑顔が似てる気がする...。
雅紀「どうしたの?俺の顔をじっと見つめて?」
翔「え?いえ....。夢に出てきた男の子と笑顔がなんとなく似てるなあと思っただけです。」
雅紀「そっか、良い夢見れたんだね?朝食出来てるよ?着替えたらおいで?」
翔「はっはい....。」
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朝食は、ご飯、味噌汁、鯖の煮付けだった。
雅紀「翔ちゃんの仕事は何時から?」
翔「9:00からですけど?」
雅紀「俺のも9:00からなんだ。送って行くよ。」
翔「いえいえ!結構です!送って貰うだなんて....。」
雅紀「遠慮しないの。甘えるのも大事だよ。」
翔「甘える....。」
雅紀「甘えるの苦手でしょ?それに一人で何でも解決しちゃおうとするタイプ。」
翔「あ....。」
何故分かったんだろう....。彼に昨日初めて逢ったはずなのに...
雅紀「今日も1日頑張ってね?」
翔「はい!」
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結局俺は会社まで送って貰ってしまった....。
雅紀「じゃあまた迎えに来るね。」
翔「はい、ありがとうございました。」
また迎えにくる?また逢うことなんて二度とないと思うけど...何故?