第5章 5話

まさか.....。二宮くんが言ってた？
翔「まさか....そんなわけ....。」
和也「俺が本気じゃないと思ってた？俺、凄く先輩とエッチしたいの。」
翔「いやいや....。二宮くん落ち着こう？ね？」
和也「トイレだから？それとも会社だから？それとも....。」
翔「頼むから落ち着いてくれよ！」
と思わず大きな声を上げてしまった。
どうしてこんなに悲しい気持ちになるの？
翔「もう分かんないよ....。二宮くんのことが....。」
和也「........。」
翔「もしかして俺のこと....そんな風に見てたの？」
和也「........。」
翔「ねえ、答えろよ！」
和也「ごめん....。」
翔「........っ。」
俺はショックが大きすぎて涙が止まらなかった。
ずっと友達だと思ってたのに....。俺をそんな対象に見てたなんて....。
和也「先輩、泣かないで？」
翔「........。」
和也「お願いだから泣かないで....。」
と俺をぎゅっと抱きしめた。
翔「二宮くんのバカ！大っ嫌い！」
和也「バカで結構です。翔さんを好きになった俺がバカでした....。」
翔「だったら諦....。」」
和也「諦めるのは嫌ですから....。」
と俺が言う前に遮られてしまった。
翔「そんな...。」
和也「お願いだから泣き止んで？もっと泣かせたくなるでしょう？」
と濡れた頬を優しく拭ってくれた。
翔「......っ。」
思わず身体が跳ねてしまった。
和也「何怯えるてるの？何もしないよ？今はね？」
翔「今は⁉︎もう、触んなっ！」
と二宮くんの手を払いのけた。
和也「俺のこと、少しは意識してね？」
と俺の頬にチュッと口付けをした。
翔「やめろ!」
和也「可愛い....翔さん....。」
翔「可愛くない！」
はぁ.....何でこんなことに....(T ^ T)