
第5章 5話
翔「私が貴方を"好き"だと自覚した瞬間....
1.気になっている人が、自分に微笑んでくれるとドキドキする。これはねぇな...。2.気になっている人のことをついつい考えてしまう。これもねぇな....。」
和也「俺は常に考えてるよ?好きな人のこと....。」
といつの間にか目の前に二宮くんがいた。
和也「何見てるの?もしかして、恋煩い?」
翔「近いますぅ!恋愛とは何かを研究してたんですぅ。」
和也「俺は今日、俺の車の中で好きな人とエッチする夢見た。」
と勝手に語り出した。
和也「その人はね..顔を真っ赤にしながら言うの..."ここは車....誰かに見られたらどうするの?"と言う...俺はこう答えた。大丈夫だよ。俺しか見てないよ、先輩。て」
翔「二宮くん年上が好きなの?」
和也「うん!」
と俺を見てニッコリ微笑んだ。
和也「俺に組み敷かれて泣いてる姿とっても可愛いの...。現実でもそうなのかな?」
と俺の隣に座って頬を撫で始めた二宮くん。
翔「あの...?何してるのかな?」
和也「先輩だから...。」
翔「はい?」
和也「バーカ!」
とデコピンをお見舞いされた。
翔「なんで....。」
和也「先輩がバカだからです。」
翔「バカじゃねえし!バカって言った方がバカなの!」
和也「はあ....全く先輩は....もういいです。」
と自分の席に戻った。
翔「意味分かんねえ....。」
と呟く俺だった...。
〜昼休み〜
いつもの通り二宮くんに誘われた。
翔「丸山くんか武藤さんと食べなよ。」
和也「........。」
とその場を動こうとしない彼。
翔「にの........」
和也「どうして最近、俺のこと避けるんですか?」
翔「避けてないよ?二宮くんのこと思って.....」
と言いかけていきなり手首を掴まれたと思ったらどこかへ連れて行かれた....。
連れて行かれた場所...それはトイレ....。
個室に入れられ鍵を閉められる。
翔「ちょっ!ここトイレ!何で?」
和也「........。」
黙る二宮くん。
翔「二宮くん?」
和也「鈍感な先輩に教えてあげます....。俺の気持ちを。」
と唇を塞がれた。
俺は何が起きたか理解出来なかった....。
翔「二宮...くん...?」
和也「先輩のことめちくちゃにして良い?」
翔「え?」
和也「鈍感な先輩でももう理解出来たでしょ?」
