第4章 よつば
「とても、何かあったのか知りたいですね」
ぶんぶん
「いえ何もいい事なんか!」
「そうですか。でも楽しみがあるのはいいことですよ」
「はい··主様」
ーーー··いいこと
ーーーー····
ごそっ
「あっシグマくん、指輪あったよ」
「えっどこに!?」
「私のエプロンのポケットに入っていたみたいだね。ごめんね」
「ううん、探してくれてありがとう」
「前に貰った指輪ね、ネックレスにしたんだ」
「えっ」
「とても可愛い指輪だから指にははめられないな~って」
「私の指輪、ネックレス···なら天音先生は結婚してない?」
びしっ
「なぜそうなる(笑)」
「してるの?」
「してないよ」