第2章 At
ぶおおお···
「······」
(長い髪の毛だがら時間かかるな~···でも安心してるんだよね?)
(幼子はこうして母親を求めるのか)
カチッ
「はい!終わりました!」
「ありがとうございます」
「それじゃ私はお風呂入って来ますね」
「うん、行ってらっしゃい」
パタン···
ぽつんぬ
(ひとり、は慣れてるけど今は寂しくない)
ーーーー····
ガチャ
「···!、シグマさん!?」
ちょこん
「すまない、ちょっと不安で待っていたんだ」
「不安にさせてごめんなさい」
ひょい、なでなで
「ん、大丈夫だよ」
「お詫びにあたたかい牛乳飲みましょ」
ぎゅ
「うん、」
「はちみつ入れましょうね」
コトッ
「ありがとう」
「それを飲んだら寝ましょうね。」
「うん··その··」
「どうしました?」