第1章 game or Me!!【HQ 孤爪研磨】
…………。
しばらく経ったけど、研磨くんからの反応は無し。
あーあ、カノジョって言ったって、
研磨くんはゲームの方が大事なのかな……。
…………がっかりだな……。
すると
ぎゅっ、と後ろから優しく抱きしめられ、
耳元で
「寂しかったよね、ごめん」
と囁かれた。
『?!!』
『そんな事ないよ、研磨くん』
「……でも、構って欲しいんでしょ?」
『え……?いいよ、そんなの忘れて』
「でも、誘ったのはキミでしょ?」
そして急に押し倒された。どーん、と。←
いわゆる床ドンですか……?
ですよね……?←
……ん?
「誘ったの」って……
研磨くんを見つめると
獲物を見つけた猫の様な、鋭い瞳をしていた。
逃げられない、と、直感した。
『一晩掛けてキミの寂しさ埋めたげる』
❁END❁