第3章 君色の話【刀剣乱舞 加州清光】
その後。
安「ただいま帰りましたぁー」
買い物を終え、戻ってきたのは大和守安定。
安「清光ー、お使い行ってきたよー……って、うぉお!」
と言いながら居間を見てみると、拳を額にあてて寝転がった、いかにも幸せオーラ全開の清光。
清「あ、安定お帰り」
安「あ、うん、ただいま……」
珍しい……、こんなにも幸せオーラ全開の清光、滅多に見られるもんじゃない……(そんな事ない)
お花なんか振りまいてるし!!(幻覚)
何があったって言うんだ清光!!( 迫 真 )
安「清光、何かいい事でもあったの?」
清「んー……まぁね」
え、何があったの……?
こんなに嬉しそうな感じの清光、珍しいんだけど……。
と、暫く悶々とする安定であった。
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そしてお使いから帰った報告をしようと安定は主の部屋に向かった。
安「主、お使い行ってきたよ」
『あ、ありがとう安定!』
そして主の手を凝視した。
そして一瞬の間の後、
「主、どうしたの爪紅なんて塗って」
と訊いてみた。
『あ、これねー、加州に塗ってもらったの!良いでしょー!』
安「そうなんだね」
そして
『加州とお揃いなんだよ!』
と笑顔で嬉しそうに自慢するから
(あ、把握)
なんだかんだ状況の飲み込みが早い大和守安定でした。
──その審神者、ド天然につき!
❁END❁