第108章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(夢世界)*
イデア『流石はS.T.Y.Xの技術部..制作スピードも、仕上がりも、想像以上っすわ!』
『これが....リィさんの大切なものから作った、ツノ太郎を止めるための武器...』
イデア『真実の剣アレティア・ブレード
美徳の盾ディケー・シールド
そして調和の鎧ハルモニア・フレーム
対ドラゴン決戦用アームズ...完成だ!』
リリアの魔石器の鮮やかな深緑の輝きをそのままに生まれ変わった剣と盾は銀の装飾を纏い、重厚感と清廉さを兼ね備え眩しいほどの輝きを放っていた
『『おお...!』』
『素敵....キレイ』
ユウ『なんか伝説の武器って感じでカッコよ』
グリム『すげ〜!剣も盾も、キラッキラなんだゾ!』
シルバー『納屋にあった薪割り用工具が、こんな形で生まれ変われるとは..驚きだな。僕からすれば、伝説の魔石器がずっと納屋に置かれていたことの方が驚きだったぞ』
シルバー『でも、そのおかげで実家にいた頃は毎日のようにあの魔石器を握っていた。きっと手にも馴染むだろう』
主任『ハルモニア・フレームは装着するとミスティの性質によって..操縦者に最も適合するよう、形状が変化するの。どんな鎧になるかは、現実で着てのお楽しみね』
イグニ寮生C『寮長の指示通り、アレティア・ブレードは操縦者をシルバーに、ディケー・シールドはセベクに設定してある』
セベク『ん?なぜ剣と盾を別々の操縦者に設定するのだ?』
2人とも使えるようにすればいいのに、と考えていると、作成に協力したイグニハイド寮生曰く、操縦者の魔力消費を軽減させるサポート用バッテリーガ搭載されているのだが、それでも負担は大きく、両方扱うと魔力の供給が追いつかなくなるらしい
主任『よって、剣は攻撃性能、盾は防御性能を最大限発揮するため、操縦者を別々に設定しています』
イデア『アレティア・ブレードも、ディケー・シールドも、雷霆の槍ほど重量はないけど、出力は同等かそれ以上だ。片手で振り回せる代物じゃない。だからシルバー氏には攻撃のみ、セベク氏には防御のみを担当してもらう』
ユウ『まあ、雷霆の槍って2、3人でやっと動かしてたし、取り扱い大変そうだったもんな..』