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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第108章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(夢世界)*






3番目の出撃に選ばれたのは、アズール率いるオクタヴィネルだった。オーバーブロットで海中だけでなく空中すら自由自在に泳ぐ機動力を活かし、飽き性で気分屋のフロイドと、そんなフロイドに振り回されるアズールを面白そうに見守るジェイドの3人でマレウスへと挑んだ


三度途中転移を強いられるも、チートツールによる能力制限と連戦による疲労で、マレウスにも徐々に余裕がなくなりかけているのが見え始め、オクタヴィネルの善戦を経て、討伐戦はまた一時停戦となった







イデア『ふぅ..全体的にかなりバグが減って、スムーズに稼働するようになってきた。でも油断はできない。マレウス氏も未だ抵抗を見せてるし。これは間違いなく現実に戻っても...』




ピコン!




イデア『!?なんだ?さっき連絡が来てからまだそれほど経ってないのに。はい、こちら討伐イベ本部』


主任『イデくん!ママだよ!』











イデア『切っていい?』











主任『こら!親に向かって何よ、その態度は!』


イデア『今本当に忙しいんだって!なに!?』


ユウ『(学生離れしたことやってるけど、親の前だとこの人もただの高校生だな...)』


主任『輝石の国から、例の工具が本部に届いたの!』


イデア『え、もう!?魔導を用いたハイパーソニック機で空輸しても、本部に到着するのはもっと時間がかかるもんだと..』


所長『ジグボルト氏の呼びかけで、茨の谷に住む元往還士の皆さんが力を貸してくれたんだ』


イデア『おうかんし..なにそれ?』




その言葉にレイラたちはリリアの夢で会った彼らを思い出した。銀の梟たちに囲われた野ばら城に入る時も、東の砦から負傷した近衛兵たちを移動させるときにもいた、少数の妖精たちのことだった


『!リィさんのところの、移動できる魔法使える人だ』


シルバー『!!往還士..確か王宮近衛兵隊に所属する、長距離転移魔法を使う近衛兵だ』


セベク『彼らは大人数を一斉に転移したり、海や大陸をまたぐような距離の移動を自身の魔力だけで行える!』


グリム『ああ!東の砦から近衛隊のみんなを脱出させてたやつらか!』


イデア『魔法道具や下準備もなしに、大人数で海や大陸をまたぐ転移を..?古の魔法、すっご..』



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