第102章 *革命ビギニング(レオナの夢)*
レオナ『さて..面倒事に取り掛かる前に、片付けないといけねぇ問題がある』
ラギー『ん?なんすか?』
他に何かあっただろうかと首を傾げると、レオナの視線はギロリとレイラへと向けられた
レオナ『レイラ。王宮では随分世話になったなぁ?だいぶ効いたぜ、あれは。
他にも色々と気の利いたこと言ってくれたようで..それも全部引っくるめてお礼しないとなぁ』
『!!ぁぅっ..ぁぁ..えっと..』
グリム『ひぃっ!レオナの目、全然笑ってねぇんだゾ!レイラ、オメー何やったんだ!?』
背後から怒りのオーラを放ち、ハイライトの消えた瞳で黒い笑みを浮かべるレオナの迫力に、グリムは涙目でユウの足元に逃げこみ、ユウたちもレオナがレイラに対してそこまで怒っているのを見たことがないため、戸惑いと困惑が隠せなかった
そんなユウたちからの視線を受け、レイラは口をモゴモゴさせながら静かに口を開いた
『えと..あのね..色々あって....
レオさんのほっぺた、叩いちゃった』
『『『『えええええっ!!??』』』』
イデア『嘘でしょ..あのレオナ氏にビンタかましたって..自分から殴ってくださいって言いに行くようなもんじゃん』
アズール『僕たちが戦っている間に一体何があったっていうんですか?』
ラギー『このお人好しで身内大好き人間のレイラちゃんが手をあげるとか..よっぽど平手打ちしたくなるほどの事したんじゃないっすか?』
レオナ『あ?俺はただこいつの話を聞いてやろうと耳を傾けてただけだ。それがまさか、平手打ちを食らう羽目になるとはな..』
セベク『嘘をつくな!ラギー先輩の言う通り、貴様が良からぬことをしたのだろう!大人しく白状しろ!!』
レオナ『るせーな..んなこと俺がするかよ。俺はいつだって、こいつには優しくしてきたつもりだぜ?』
ユウ『そりゃ知ってますけど。今回は絶対そうじゃなかったから、こんなことになってるんじゃないですか』