第3章 不思議の国、私の力
「ありがとうございます...助かりました。...紅葉俺の肩に捕まれ」
「ありがとう...透」
私は、透に肩を貸してもらい立ち上がった。
(あれ?そういえば左の人どっかで見たことある気がする。右の人は、見た目は、男の人だけど中身は、お姉さんなのかな?)
私がそんなことを考えていると。
「黒の軍の襲撃だ!!!鐘をならせひっとらえろ!!」
「大変なことになったな...」
透がそう言ったあと。
「セス、偵察失敗」
「だわねー、ルカ!」
「すみません!迷惑をかけてしまって!」
「気にしなくていーの!こんなかわいい女の子たちが危険な目に合ってるのを見過ごせないじゃない」
「俺は、男です!」